コロナの影響で、自分も、家族がいる人は家族も、
やることが増えただけでなく、生活リズムが変わったり、 自粛が解除されるとまた生活リズムが変わったり。
そのような生活の変化に対応していくのは、 本当に大変なことなのですが、
うまくできない自分にウンザリしたり、 イライラする自分を責めたり、 人に八つ当たりしては自分を責めたり、していませんか?
頑張り方が間違っている?
一生懸命がんばっているけど、物事がはかどらない。
そんなとき、「はかどらない」 ということに意識が行ってしまいがちですが、
「一生懸命がんばっている」ことを、忘れないでほしいのです。
自分に厳しい人は、きっと今までもそうやって厳しくしてきて、 それでも上手くやれてきたのだと思うのです。
だから、上手くできていないのは、 自分の頑張りが足りないと思うようです。
そのような方には、いくら「あなたは本当に頑張ってますよ」 と言っても、耳に入らないことが多いんです。
「自分はだめ」「力不足」「やる気がないのがいけない」 など自分を責めることで、心がいっぱいいっぱいなのです。
だから、ちょっと待った!
うまくいかずに苦しいときは、 とにかく自分は自分に厳しい頑張り屋さんなんだと自覚することが 大切なのではと思うのです。
そのうえで、うまくいかないときには、 頑張り方が間違っているかも? と思ってみるのもいいと思うのです。
頑張り方を変える
頑張り屋さんがうまくいかないとき、 以前とはいろいろな環境が変わったのに、 やり方は以前と同じに頑張っていることが多いかもしれません。
たとえば、単純にやるべきことが増えたという場合、
もっと一生懸命やる
もっと素早く手際よくやる
ということをやろうとしてしまいます。
でも、最初にやったらいいことは、「 もうやらないことを見つける」ことなのかもしれません。
なぜなら、今までだって、頑張って毎日を暮らしていたわけで、 手抜きをしていたのではないのです。
そこにやるべきことが増えたとしたら、 キャパオーバーになるのが当然。
今まではやっていたけれど、 やらないことにしてもさほど問題がなさそうなことを絞り出して、 それを手放してみましょう。
やめるべきものとは?
頑張り屋さんは、 何をやめてもいいかを見つけることが苦手な場合もあるようです。
そんなときは、大雑把に物事を
・絶対にやる必要のあること
・やれたらいいなと思うこと
に分けてみるのもいいかもしれません。
心の緊急事態には、「絶対にやる必要のあること」だけをやる、 くらいの心意気で良いのではないでしょうか。
「やれたらいいなと思うこと」にも色々なレベルがありますが、 意外と手放したくないものが、「自分のこだわり」 でやっていることだったりします。
言い換えれば、自分が好きでやっていること、だったりします。
私もこれを手放すのが苦手です。お味噌汁は手作り、 というのが私のこだわりなのですが、忙しいならインスタント、 それを買う時間がなければお味噌汁なし! としたいと思っています。
(が、ついつい寝る時間を削っても、手作りしちゃうんですよね、 、、。反省。)
このように、こだわりにはこだわらず(笑)、 最低限の物事に集中してみようとすると、 少しずつ楽になるかもしれません。
自分へのご褒美
忙しい、大変、やらなきゃ、できてない!
そんな毎日を送っていると、 自分のおしりをたたくことばかりやってしまい、 本当に疲れ切ってしまいますよね。
どんなに小さなことであっても、 一日に一度は自分へのご褒美を意識してみてほしいのです。
温かいお風呂に入って、ほっと一息つく。
仕事終わりに好きなお酒を一杯飲む。
好きなお笑いビデオを少しだけ観る。
なんでもいいのですが、こういうご褒美を自分に与えるときに、 ぜひ一緒にやってみていただきたいのは、
「今日も良くやったね~!お疲れ様~!」
「いやぁ、がんばったぁ~」
など、自分を承認してあげてほしいのです。
なんなら、ご褒美をあげる時間がなかったとしても、 自分を承認するだけでもいいと思うのです。
数秒あればできることなので、 ぜひぜひ自分をいっぱい褒めてあげてくださいね。
いい意味での手抜き
頑張り屋さんにとって、「手抜き」 というのは悪であると考えることもあるかもしれませんが、
「いい意味での手抜き」は、 満足する毎日を送るためにはとても大事だと私は思います。
頑張り屋さんがこれから頑張るべきところは、 いい意味での手抜きなのかもしれませんね。