男性からアプローチされない心理的理由と対処法

みなさんは、男性からアプローチされないことに悩んでいませんか?
いいなと思う人だけでなく、特になんとも思ってない人からでさえも、まったくアプローチされたことがなく
こちらから好意を伝えてみても、やんわりとお断りされてばかり。
私って魅力がないんだな、と感じても、どう魅力がないのかもわからず、
見た目や性格にそれほど問題があるとも思えないので、
いったいどうすればいいの?なんて思うかも。
今日は男性からアプローチされないことに悩む方に向けて、心理学の観点から、アプローチされない理由とその対処法についてご紹介します。

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1.男性からアプローチされない心理的理由を解説します
男性からアプローチされない心理的な理由として代表的なものは、
「男性からアプローチされるようなことがあれば、私は役立たずになってしまうかもしれない、という怖れ」です。
これは、自分の価値はひとりで立派に社会を生き抜くことができるところだという自己認識でもあり、弱い自分は誰からも必要とされなくなるのではないかという他者への疑いです。
もちろん意識上そんなふうに感じているわけではないでしょう。
私たちの心は、頭で意識することができない潜在意識等の「無意識」と呼ばれる領域があり、頭で考えていることとは別のことを感じていることがあるのです。
頭では彼氏が欲しいと思っていても、無意識上では彼氏ができたら困ると感じていることがあります。

なぜ無意識の上では、彼氏ができたら困るのか?

なぜ無意識の上では彼氏ができたら困ると感じているかというと、必死に努力し闘うのが自分の価値であると認識しているとしたら、彼氏ができて楽しくイチャイチャしている闘わない自分には価値がないと感じるから。
たとえば、学生時代にテストの点数はいつもトップクラスだった方などの中には、他者と比較して優秀であることが自分の価値であり、人に認められお役に立てる理由であると感じている場合があるのです。
大人になった今でさえ、誰かに認めてもらうために日々頑張っている、ということがあるのです。
一方、恋愛は競争ではありませんよね。
今まで人と競って勝つことで大事な人たちを喜ばせてきたと思っているのに、彼氏ができ、幸せな時間をその人と過ごすならば、今まで大切にしてきた人たちを、喜ばせられなくなると感じるかもしれません。
これは、大切な人たちを喜ばせたいという温かく優しい気持ちであると言うこともできますが、
彼氏ができることを、自己価値に対する脅威ととらえている、ともいえるのです。

恋愛は女性を弱くするという思い

恋愛において女性は弱いものだとか、あるいは幸せになるためには弱い立場になったり、相手に勝ちを譲るべきと、いつのまにか信じてしまっている場合があります。
今の時代、男性が強く女性が弱いという考えは薄れてきたとしても、私たちは親や近しい人たちを、その良し悪しはともかく「こういうものだ」というモデルとして見てきました。
その中で、男性はリーダーシップを取り、女性は従うというとらえ方や、女性は忍耐や我慢を強いられるという思いを持つ方もいるでしょう。
つまり、勝つために生きてきた人にとって恋愛は、負けることを意味するように感じることがあるのです。

なぜ弱い自分になったら、人は私を必要としなくなると感じるのか

他者と競争して勝つことで大切な誰かを喜ばせてきたという人にとって、自分が人を喜ばせることができるのは、勝ちを手にしたときだけだと信じている場合があるのです。
私たちの心には投影というしくみがあり、自分が考えていることは、他人も同じように考えているはずだと思ってしまうことがあるのです。
自分は勝たなければ価値がないと思っていると、他人も「私が勝たなければ私になんの価値もないと感じるだろう」と思ってしまうのです。つまり、「私が恋愛すると弱い人間になってしまうことで、誰にも必要とされなくなる」と思っている可能性がある、と言えそうです。

これこそが、競争に勝つことが自己価値だととらえていると言えますし、競争を手放すことで役に立たないと思われるのではないか、という他者への疑いの現れなんですね。

無意識上、彼氏ができると困ると感じると、なぜ男性にアプローチされないのか?

意識して男性からのアプローチを避けているわけではなくても、無意識上避けたいと感じていると、私たちは「無意識に」男性がアプローチしたがらないような言動をしやすいのです。
たとえば、男性が近づいてきただけで、相手の弱点をついてやろうと息巻いたり、自分の優秀さを言外に感じさせようとして、相手に太刀打ちできない気持ちにさせたりします。
そんなことは、やってない、と頭では思ったとしても、無意識のうちに男性を競争相手にしてしまい、かつ負かしてしまうのです。
相手はただあなたと仲良くしたいと思っているだけなのに、心を通わす温かな会話を面白くないと感じて相手に興味を持てず、恋愛対象から外したりします。
好きな人ができたときには、急にものすごい恥ずかしさが出てきて、まったく近づけない、なんてことも時にはあるようです。
2. 男性からアプローチされずにひとり闘う人生から卒業するための対処法
男性から恋愛対象としてアプローチされないからといって、それが悪いわけではありません。
恋愛以外に夢中になれることがあるなど、人生が幸せになる方法はいくらでもあるからです。
しかし、もしあなたが、男性を競争相手とせず、温かなパートナーシップを手に入れたいと思われるならば、次のことを試していただくと良いでしょう。

笑顔を心掛ける

笑顔は、相手に対して「攻撃するつもりはありませんよ」という意味合いを伝えるものでもあります。
男性に対してのみならず、笑顔であいさつをするのはより良い対人関係のためと、よく言われますよね。
男性と話すときに、無意識のうちに真顔になっているとしたら、そんな自分にまず気づくことが大切です。
真顔でもいいと思える相手であれば、真顔でいいのです。
ただ、ここぞ、という相手に、いつもはしない「とびきり」の笑顔をいきなり向けるのは、難しいでしょうから、
普段から少しずつ練習しておくのもいいかもしれませんね。
また、あなたの笑顔は、笑顔を向けている相手だけでなく、意外と周りの人たちも見ています。
この人は素敵な笑顔をする人だな、などと誰かに思ってもらうことが、まわりまわって素敵なお相手とのご縁につながることもあるかもしれません。

相手のいいと思うところをほめる

普段から努力家でストイックな方であるほど、自分の悪いところを見つけては直す、ということを得意とされていることが多いはず。
すると、全員に当てはまる訳ではありませんが、自分だけでなく他人に対しても、良いところを見つけるよりも、もっとここを直したらいいのに、という点に意識を向ける傾向があるようです。
これも、心の投影というしくみによるものです。
男性に対してのみならず、この人の良さはなんだろう、とまずは相手の良いところを探してみてください。
そして見つかった良さについて、「こういうところが、いいなぁ」と、心にジンワリ感じながら、相手を褒めてみてください。
口先だけでなく、このように心から褒めることを続けているうちに、あなたにも、競争して相手に勝つこと以外に、いろんな良さや素晴らしさがあることに気づけるようになっていくでしょう。
これも投影なのですが、人の価値を見つけられれば見つけられるほどに、私たちは自分にもそのような様々な魅力や価値を見つけやすいのです。
3. 男性を競争相手にしない秘訣は、あなたから優しさや穏やかさを与える意識を持つこと
男性を競争相手にしない秘訣は、あなたから優しさや穏やかさを与える意識を持つことです。
ただ、どうしても過去に、努力や競争を脇に置いてあなたが優しい気持ちを表現したときに、傷ついた経験をもっていると
「役に立たない自分になりそうで怖い」「相手より強くいないと不安」と感じてしまうものです。
そんなときは、「自分の心」に向き合って、自分を見つめ直していくことがおすすめです。
例えば、過去の経験を見つめ直して
「私は役に立たなくなるのが怖くて人と競争してきたんだな。」とか、
「そんな自分の中にも、誰かを大切にしたいという温かな思い、心を寄せ合いたいという清らかさなどがあるんだよな」
なんてふうに思えるなら、自分から相手に近づくことに対する抵抗感も低減すると思いませんか?
皆さんが、そんなふうに心と向き合うプロセスを、私はカウンセリングの中でご提供することもあるんですね。
あなたが自分の意志で、競争を手放し、優しさや穏やかさを与えるようになること。
そんな自分になれたら、どんな恋愛ができると思いますか?
あなたにとっての幸せな恋愛や、相手に温かな気持ちで働きかけることのできる自分をイメージしながら、ぜひ自分自身と向き合って、素敵な恋愛を手に入れていただければと思います。
何かのご参考になりましたら幸いです。

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この記事を書いた人

帆南尚美のアバター 帆南尚美 心理カウンセラー

職場の人間関係、夫婦・家族の問題を主に扱う。「解決したい問題がある時に、悪いところを探して正そうとするのではなく、自分の魅力や才能を受け取れば物事を全く別の見方で捉えることができ、自分の枠から自由になり、のびのびと楽に毎日を送れるようになる」というスタンスでカウンセリングを行っている。

<得意分野>
・30〜50代の恋愛
・パートナーシップ
・夫婦関係
・今の仕事を気分よくやりたい
・職場の苦手な人を減らしたい
・言いたいことを言えるようになりたい
・自分の良さを表現できるようになりたい
・いつも前向きな人生にしたい         など

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