ロマンス期が終わるころ、パートナーとかみ合わないときの処方箋

ついこの間まで超ラブラブだったのに、最近パートナーとうまくかみ合わないと感じることがありませんか?

喧嘩になることもあれば、イラッとすることもあり、なんでこんなことになっちゃってるんだろうと、頭をかしげてしまう人もいるかもしれません。

今日はロマンス期が終わるころにパートナーとうまくかみ合わないときの処方箋です。

目次

ロマンス期が終わるころにパートナーとうまくかみ合わないときの心理

ロマンス期が終わるころにパートナーとうまくかみ合わないときの代表的な心理は、愛されてる気がしない、という不満といえるかもしれません。

意気投合してこんなに素敵な人はいない!と思ったはずなのに、段々とちょっとした喧嘩がふえたり、分かり合えないと感じることが増えると、「どうして?」と思うことがあると思うんですね。

この「どうして?」というのは、
私たち愛し合っていたのに、分かり合えていたのに、なんであなたはそうなっちゃったのよ、というように、相手への怒りであることが多いのです。

相手に愛されている気がしない、大切にされている気がしない、これまで愛し合えた時間は何だったんだろうという思いもあれば、他に好きな人ができたんじゃないかという疑いもあると思うのです。

うまくいかないときは自分の外に原因をさがしやすい

うまくいかないときは、誰でも自分の外に原因をさがしやすいといえます。

たとえば相手の人との相性が悪かったのかも、とか、相手に飽きられてしまったのかも、そもそもあの人は私のことなんか愛していなかったんだ、などなど、それらはすべて、自分以外の何かのせいじゃないかという思いなんですよね。

もちろん、あなたが悪いということでもありません。

しかしパートナーシップは、原因を自分の外に探そうとしても、対処の方法が見つかりづらいといえるんですね。なぜなら、ふたりの相性も、相手の気持ちも、あなたにはどうにもコントロールできるものではないからです。

逆に自分の内側に向けて原因を探してみると、どう対処すればいいかが見えてきたりするようなんですね。

自分の内側にある原因の例

自分の内側にある原因の例をひとつ。
ロマンス期と呼ばれるラブラブな時期を過ぎると、誰でもそれまでの前のめりに相手を知りたい、愛したい、愛されたい、という思いが一旦落ち着きますよね。

一旦落ち着いて、いろんなことが通常運転に戻ってくるんだけど、相手にはラブラブだった頃のまま、愛情表現たっぷりであることを無自覚のうちに求めていることがあるようなんです。

ところが相手も通常運転に戻っていますから、以前のようなラブラブ度合いは見せてくれないかもしれません。

相手のそんな様子を見て、以前みたいに愛してくれない!と悲しんだり怒ったりしてしまうことがあると思うのです。

また、以前みたいに愛してくれない理由は、単に相手が通常運転に戻ったからだけではないようです。

あなた自身が通常運転に戻ったことで、あなた自身のラブラブ度合いが下がったのかもしれません。

どういうことかというと、私たちの心には投影というしくみがあって、自分の心の中の感情や経験、過去に出会った人などを心の外に映し出すということを無意識のうちにすると考えられています。

あなた自身のラブラブ度合いが下がると、それを相手に投影し、相手のラブラブ度合いが下がったと感じてしまうことがあるのです。

私たちは普段投影について考えることなんてまずありませんから、相手のラブラブ度合いが下がったように感じると、もう嫌われたとか、きっと好きな人ができたんだ、などと思って、相手に文句を言ったり喧嘩をふっかけてしまったりすると思うのです。

すると、以前と変わらずあなたのことが好きだと思っている相手にとっては、急にあなたが悪い態度をするようになり、どうしたらいいのかわからないという状況になったりするんですね。

ひどい場合は、そのままふたりの関係がどんどんこじれてしまうこともあるようなのです。

こういうときは、あなたが通常運転に戻ったことが悪いわけではないのですが、それによって下がったかもしれないラブラブ度合いを、少しだけ上げ戻してあげることを考えてみるといいかもしれません。

ラブラブ度合いを上げる

ラブラブ度合いを上げるといっても、特別なことをする必要はないのですね。

パートナーと待ち合わせ場所で会ったら笑顔を見せるとか、

何かをしてもらったときは、心からありがとうと言うとか、

喧嘩したけど自分にも悪いところがあったと思ったら、素直にごめんなさいを言うとか、

最近愛してると言いそびれているようなら、きちんと伝えるとか。

そういうことは、ロマンス期が終わる頃にはつい「なぁなぁ」になってしまいやすいものなんですよね。

でも、そういう小さなことの積み重ねが、かみ合わなくなり始めたふたりの関係を、つなぎ止めてくれるんじゃないでしょうか。

パートナーともっと仲良くなる秘訣は、あなたの素直さです

パートナーともっと仲良くなる秘訣は、あなたの素直さです。

上で書いたような、たとえば「パートナーと待ち合わせで会ったら笑顔を見せる」というのも、あなたが相手を好きな気持ちに素直になるならば、勝手に笑顔になるんじゃないでしょうか。

好きな人に何かをしてもらったら、心から嬉しいと感じて、ありがとうと言いたくなりませんか?

あなたが相手のことを大好きという気持ちに素直になれれば、色んなことがうまくいくはずなのです。

なぜなら相手もそんなふうに大好きと表現されれば嬉しいはずですから。

でも、大好きな気持ちに素直になれないこともあり、そんなときには何かしらの理由があるはずなんですね。

その理由を取り除くなり、軽減させるなりしてあげると、あなたがロマンス期を終えてもなおラブラブな関係を続けていけるのではないでしょうか。

(完)

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この記事を書いた人

帆南尚美のアバター 帆南尚美 心理カウンセラー

職場の人間関係、夫婦・家族の問題を主に扱う。「解決したい問題がある時に、悪いところを探して正そうとするのではなく、自分の魅力や才能を受け取れば物事を全く別の見方で捉えることができ、自分の枠から自由になり、のびのびと楽に毎日を送れるようになる」というスタンスでカウンセリングを行っている。

<得意分野>
・30〜50代の恋愛
・パートナーシップ
・夫婦関係
・今の仕事を気分よくやりたい
・職場の苦手な人を減らしたい
・言いたいことを言えるようになりたい
・自分の良さを表現できるようになりたい
・いつも前向きな人生にしたい         など

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