あなたは、誰かが褒められるといたたまれない気がして、途端にその人の欠点を指摘したくなることはありませんか?
「あの人、やさしいよね。」と聞けば
「このあいだ、こんな意地悪なことを言っていた。」と、褒め言葉を打ち消すようなことを暴露したくなったり。
あんなの大したことないと言いたくて仕方がない。
そうしないと、自分のことを踏みつぶされたような、お前には価値がないと言われた気がして、苦しいんですよね。
実際には、あなたのことは話題にもなっていないのに、誰かが褒められると自分と相手を比較されたかのように感じてしまうのです。
負けたくない。
そんな競争心が強い自分のことを、卑しいような気がして好きじゃないと感じることもあるかもしれません。
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誰かが褒められるたびに苦しくなるのは、ただ競争心が強いからではないのかもしれません。
負けることが怖いというよりも、「価値のない私になってしまうこと」が怖いのです。
価値のない私になってしまったら、見捨てられるかもしれないから。
負けたくないという思いの奥には、「私のことを見捨てないで」という悲しい叫びが隠れていることがあるのです。
もしかしたら、大好きな人に振り向いてもらうために、優秀であり続けなければならないと、自分にムチを打ってきた人なのかもしれません。
だから誰かが褒められると、「私は足りないのではないか」「私は選ばれないのではないか」
そんな不安が刺激されてしまうのです。
だから苦しくなる。
誰かが褒められるたびに苦しくなるあなたは、意地悪なのでも、心が狭いのでもありません。
もしかすると、その奥でずっと「私も見てほしい」と願ってきたのかもしれませんね。
もしそうだとしたら、その気持ちを責めるのではなく、
「そんなふうに感じていたんだな」
と気づいてあげるところから始めてもいいのかもしれません。


