誰かが褒められると、負けた気がする


あなたは、誰かが褒められるといたたまれない気がして、途端にその人の欠点を指摘したくなることはありませんか?

「あの人、やさしいよね。」と聞けば
「このあいだ、こんな意地悪なことを言っていた。」と、褒め言葉を打ち消すようなことを暴露したくなったり。

あんなの大したことないと言いたくて仕方がない。

そうしないと、自分のことを踏みつぶされたような、お前には価値がないと言われた気がして、苦しいんですよね。

実際には、あなたのことは話題にもなっていないのに、誰かが褒められると自分と相手を比較されたかのように感じてしまうのです。

負けたくない。

そんな競争心が強い自分のことを、卑しいような気がして好きじゃないと感じることもあるかもしれません。

誰かが褒められるたびに苦しくなるのは、ただ競争心が強いからではないのかもしれません。
負けることが怖いというよりも、「価値のない私になってしまうこと」が怖いのです。

価値のない私になってしまったら、見捨てられるかもしれないから。

負けたくないという思いの奥には、「私のことを見捨てないで」という悲しい叫びが隠れていることがあるのです。

もしかしたら、大好きな人に振り向いてもらうために、優秀であり続けなければならないと、自分にムチを打ってきた人なのかもしれません。

だから誰かが褒められると、「私は足りないのではないか」「私は選ばれないのではないか」

そんな不安が刺激されてしまうのです。

だから苦しくなる。

誰かが褒められるたびに苦しくなるあなたは、意地悪なのでも、心が狭いのでもありません。
もしかすると、その奥でずっと「私も見てほしい」と願ってきたのかもしれませんね。

もしそうだとしたら、その気持ちを責めるのではなく、

「そんなふうに感じていたんだな」

と気づいてあげるところから始めてもいいのかもしれません。

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この記事を書いた人

帆南尚美のアバター 帆南尚美 心理カウンセラー

職場の人間関係、夫婦・家族の問題を主に扱う。「解決したい問題がある時に、悪いところを探して正そうとするのではなく、自分の魅力や才能を受け取れば物事を全く別の見方で捉えることができ、自分の枠から自由になり、のびのびと楽に毎日を送れるようになる」というスタンスでカウンセリングを行っている。

<得意分野>
・30〜50代の恋愛
・パートナーシップ
・夫婦関係
・今の仕事を気分よくやりたい
・職場の苦手な人を減らしたい
・言いたいことを言えるようになりたい
・自分の良さを表現できるようになりたい
・いつも前向きな人生にしたい         など

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